子どもがみずから進んで学習してくれたら、親としては嬉しい限り。
・・ですが、そんなコトは滅多に起こりません。やはり親、または塾など、外からの働きかけがないと正直、難しいです。
理想は、すこし声をかけたら当たり前のように取り組んでくれること。朝晩の歯みがきのように、身体が覚えて、慣れてしまえばこっちのもの。自然と取り組めるようになるでしょう。
つまり。習慣化してしまうことで、勉強のハードルはグッと下がります。
では、どうやったら子どもに学習習慣が身につくのか?
目次
習慣化するための三つのポイント
学習を習慣までに持っていくためには三つのポイントを意識して進める必要があります。
とりかかるまでのハードルを下げる
人は基本的には面倒なことはやりたくありません。勉強はただでさえ面倒という感じがあるので、そのとりかかる前に面倒さがあるととりかかろうとはしません。
まずは、普段いる環境に、勉強机と筆記用具、勉強するもの(参考書、問題集)を1アクションでとりかかれるようにしましょう。
普段子供がリビングにいるのであれば、すぐその場で勉強できるように必要な道具を置いておくのです。またベッドの上に、読んでほしい勉強本(マンガ本)などを置いておくと、手に取って読みやすいですよね。
ご褒美を習慣化できる時点くらいに設定する
人が習慣化するのには3週間かかると言われています。
つまり21日。多少、人によって誤差があると思いますので、1か月くらいで設定しておけば十分でしょう。
例えば、漢字ドリルを1か月、毎日続けたら大好きなゲームソフトを買ってあげるなどです。
一点、注意したいのが、欲張っていくつもの習慣を一度に身に着けようとすると、結局どれもできず破綻してしまう可能性が高くなります。まずは1個身に着けて次の1個と進んでいきましょう。
取り組みを可視化する
一日出来たらカレンダーに「〇」を記入するか、シールを貼ってあげましょう。そうすれば、いま自分ができているのかできていないのか。20くらい続いたなら、もうすこし頑張ろうって思えてきますよね。
大人でも売り上げの達成状況を模造紙でグラフ化して貼っておくことを会社でやったりしますが、それと同じです。
まとめ
以上三つ、子どもの学習習慣を身に着けさせる方法をご紹介しました。
わが家では三つともやっていますが、中でも効果が長続きしたのは、「取り掛かるまでのハードルを下げる」です。
リビングの勉強道具は、ひとまとめにして一番手の届きやすい場所に置いています。
また、子どものベッドのヘッドボード部分に本や学習マンガをディスプレイ感覚で配置。
ちなみに、大河ドラマを見ていたら歴史マンガの幕末編、動物の話をしていたら、ドリトル先生シリーズやシートン動物記、といった感じです。
まずは1番目の「取り掛かるまでのハードルを下げる」からスタートし、さらに習慣化を確実にするために、「ご褒美を習慣化できる時点くらいに設定する」「取り組みを可視化する」に取り組んでみてはいかがでしょうか。
みなさまの子育てライフの参考になれば幸いです。
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