サウナに入ると痩せるのか？ダイエットに効果的な入り方とは？

皆さん、こんにちは！

「最近太ってきたから、体重を落としたい。サウナでも行ってみるか。」
なんてことを考えて、サウナ＝ダイエットと考える方もいらっしゃるかと思います。

ただ、サウナに入ることがダイエットに効果的な方法なのか、本当に体重が減少するのか疑問に思う方も多いでしょう。

今回は、サウナに入ると痩せるのか、そしてダイエットに効果的な入り方について書いていきます。

サウナに入ると体重が減るのは本当？

サウナに入ることで体重が減少するメカニズムについて、明らかにしていきましょう。

サウナに入ると、体は大きく下記の三つの状態になります。

a. 発汗による水分損失

サウナの高温環境では、体温を調節しようとして多くの汗をかきます。
この過程で体内の水分が大量に失われ、体重が減少します。

しかし、この体重減少は主に水分の損失によるものであり、脂肪が減少しているわけではありません。サウナから出た後に水分を摂れば、体重は元に戻ります。

b. 血管拡張と循環の改善

サウナに入ることで、血管が拡張し、血液循環が改善されますが、これにより、一時的に血液の循環がスムーズになり、皮膚や筋肉に血液が適切に供給されます。

しかし、これは体重減少とは直接関係がありません。

c. 体温調節

高温の環境にさらされると、体は体温を調節しようとします。体温を調節するためにエネルギーを消費しますが、このエネルギー消費はごくわずかであり、脂肪の燃焼にはほとんど寄与しません。

したがって、サウナに入ることで体重が減少するのは、一時的な水分損失に起因するものであり、実際の脂肪減少とは異なります。

サウナは体重減少の手段として考えるべきではなく、過剰なサウナでの体重減少は健康に害を及ぼす可能性がありますので、注意が必要です。

特にサウナは水分補給しながら入るべきであり、サウナから出た後に大幅に体重が減っているのなら適切な量の水分補給をしていなかったと言えるでしょう。

やはり、健康的なダイエットには、バランスの取れた食事と適切な運動が不可欠ですね。

サウナに入るとダイエットができるのか？

先に記載したように、サウナで体重が減るのは、発汗による水分損失です。

ただ、ダイエットに全く効果がないのかとういうと、そうではないと考えています。

直接的にはダイエットには関連しにくいですが、間接的な効果によって、結果的にダイエットに寄与していると考えるべきでしょう。

ストレスの軽減

サウナはストレスを軽減するのに役立つといわれていますが、そのストレスが過食や不健康な食習慣につながる場合、サウナがダイエットに寄与することがあります。

ストレスが体重増加の原因である場合、サウナはストレスマネジメントの一部として考えることができます。

ストレス軽減　→　過食や不健康な食習慣がなくなる　→　体重が減る

という間接的な効果ですね。

代謝の一時的な刺激

サウナに入ることで体温が上昇し、代謝がわずかに高まります。

ただし、この効果はごくわずかであり、実際の脂肪燃焼にはほとんど寄与しません。

サウナ単体では代謝を大幅に変えることは難しいですが、サウナが習慣化して定期的に入るようになっていれば、わずかな効果も積みあがって、ダイエットに寄与していくことになるでしょうが、期待はできません。

体型に客観的になれる

サウナでは、個室サウナでない限り、数人が狭い空間の中で裸で一緒に入っています。そうなるとどうしてもほかの方の体型などが目に入ってきます。

となると、自分の体型が、ほかの入ってる方と比較して、良いのか悪いのか。少し意識してしまいがちです。

特にスポーツクラブ施設などでは、引き締まった理想的なボディの持ち主も入ってきますので、そうなると自分もあのような体になりたい、など考えてしまいます。

そういう意識が、ダイエット意識の向上や、モチベーションにつながります。

なので、サウナに入るとダイエットができるのか？については、直接的にはダイエットには寄与していないものの、ダイエットをサポートする手段として考えるべきでしょう。

サウナと運動はどちらが痩せるのか？

ここで一旦、サウナと運動のダイエット効果について、比較していきます。

サウナのダイエット効果

運動のダイエット効果

以上のように、サウナは主にストレス軽減やリラックスに寄与し、短期的な体重減少につながることがありますが、脂肪燃焼にはほとんど寄与しません。

一方、運動は脂肪燃焼を促進し、筋肉の増加と全体的な健康をサポートします。持続可能な体重減少と健康的な生活習慣を目指す場合、サウナではなく、運動をダイエット計画の中心にしたほうが良いでしょう。

ただ、サウナは運動と組み合わせて利用することで、その効果を高めることができます。次はその点について書いていきます。

サウナと運動でダイエットパフォーマンスを最大化

サウナと運動を組み合わせることで、ダイエットの効果を飛躍的に高めることができます。以下は、その方法について紹介していきますね。

サウナと運動の組み合わせ

筋トレやランニングの運動習慣はその時は辛いこともあって、なかなか続きにくいものですが、サウナはストレス発散やリラックス効果をもたらし「快」のアクションとなるので、続きやすいです。

なので、頑張った筋トレやランニングのあとに、ご褒美としての「サウナ」があれば、よりダイエットにつながる運動習慣が続きやすくなります。

①有酸素運動：（ジョギング、水泳、サイクリングなど）⇒脂肪燃焼を促進

②筋力トレーニング：⇒筋肉を増加、基礎代謝を向上

③サウナ：⇒リラックス、ストレス解消

上記の三つを組み合わせることで、脂肪燃焼や筋力の増加など、ダイエットのパフォーマンスを最大化することができます。

組み合わせとしては、

a. ①有酸素運動　⇒　③サウナ
b. ①筋力トレーニング　⇒　③サウナ
c. ①有酸素運動　⇒　②筋力トレーニング　⇒　 ③サウナ

のパターンですが、最後のパターンについては、かなり負荷がかかりますので、自分の体力やコンディションと相談しながらですね。

注意点

水分補給をしっかり

サウナと運動の組み合わせは発汗量が増加するため、水分補給が非常に重要です。サウナ内での水分補給と、運動中にも十分な水分を摂るように心がけましょう。

スポーツドリンクは、失われた塩分やミネラルを補給するのに役立ちます

健康上の問題は医師に確認

サウナと運動の組み合わせは、心臓疾患や高血圧などの健康問題がある場合、医師の許可を受ける必要があります。安全が最優先です。

とにかく無理をしない

サウナ内での過度な時間の滞在や運動の過剰な負荷は脱水や体調不良のリスクを高めるため、注意が必要です。適切なバランスを保つことが大切です。

適切な頻度は週に何回がいいの？

頻度はなかなか難しいところではありますが、無理のない範囲で、効果が出る、かつ続きやすいとなると、週に２回くらいがベストです。これは自分の経験値からです。

週に１回だと、筋トレの効果が出にくいですし、逆に週３回以上となると、時間を確保するのが難しくなります。

自分の場合は、下記のような感じで組んでいます。
※仕事やプライベートの事情によって、一日ずれたり、週に一回しか行けなかったりはします。

平日に一回　　（基本：水曜日）
土日に一回　　（基本：日曜日）

なぜそうなっているかというと、仕事のストレスマネジメントがベースとなっています。

週の後半戦に入る前（水曜日）に、一度、心身をリフレッシュしておきたい
週の仕事開始前（日曜日）に、心身をリセットして、最適なコンディションで月曜日をスタートさせたい

週に二回、スポーツジムに行き「筋トレ」⇒「サウナ」のパターンとしています。

頻度については、個人の環境や体調によって変わってきますので、無理のない範囲で組んでみましょう。
まずは週１回か２回程度で初めてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、サウナに入ると痩せるのか？について、説明してきました。

結論としては、サウナ単独では効果はほぼ期待できないものの、運動と組み合わせることで、ダイエットのパフォーマンスが向上するでしょう。

サウナも、運動も最終的には健康とリラックスに大きく貢献していくれますので、皆さんの生活習慣にうまく取り入れていただければと思います。

Regenerate